7月27日 日曜日


 3日目にして、やっと朝から晴れた。いい天気だ。これは最高のKIMOCKになりそうな予感。
 一緒にきていた友人は2日券だったので、帰り支度。私達も夜はショウが終わり次第出発しなければならないので、荷物をまとめておく。
友人と別れ、最終日のFRFヘ出発。

この巨大アリを見るのも今日で最後だ。結局このエリアに入ったのはこれが初めてだ。オールナイトでいろんなイベントをやっていたらしいのだけど、全然見なかった。もし来年もFRFに来たら、1日くらいは徹夜で遊んでもいいかなあと思う。


 昼すぎにゲートを通過。今日は水着の女の子もけっこういる。何を隠そう?!私もしっかり水着を着ていたのだけど、さすがに水着1枚になるとクレームがきそうなので、上にキャミソールを着ていた。
 とりあえずワールドレストランへ。
 昨日気になっていたフィッシュアンドチップスとロコモコを購入。天気はいいし、フィッシュアンドチップスは揚げたてほくほくだし、ビールはうまいしすでに最高の気分。

 そのときグリーンステージからビートルズのナンバーが聞こえてきた。「定番だね。1曲くらいはビートルズをやる人はいるでしょ」と旦那と話していたら、次の曲もビートルズ。その次も。気になってグリーンステージに行ってみる。

モニターに映ったその姿は、まさしくビートルズ。微妙に似てないけど。
彼らは、ビートルズの見た目から曲から名セリフまでをすっかりカバーしたコピーバンドでした。
MURDERDOLLSというそのバンド、"Let it be"や" Hey Jude"でおおいに客を盛り上げていた。私もつい一緒になって曲に合わせて手を振ってしまった。やっぱり誰もが知ってる曲っていうのは、それだけで盛り上がるよなあ。ちょっと反則?!でも楽しかったです。

 今日は、ゆっくりとアバロンフィールドを回る。エコロジーなお店とオーガニックのお店が並んでいた。
 ステージではマリ国立民族舞踊団が歌とダンスを披露していた。とっても陽気で、みんな楽しんでいた。アバロンフィールドは3日間のうち、このときしか行けなかったけど、天気さえよければ長〜くまったりとできそうな場所だった。
 FOHのエンケンの叫びを聞きながら、オレンジへと進む。そして今日も土手に登って昼寝。空を流れる雲を見ていると身も心もリラックス状態。エンケンの叫びだって子守唄になってしまう。ほどなくしてRUINSがスタート。デタラメな演奏のようでちゃんと調和している不思議な曲だった。
この頃宮木会長もFOHに到着とメールが入った。

FOHに戻ってNICK LOWEを見る。渋い。ギター1本の演奏に引き込まれた。椅子に座ってじっくりと聞き入ってしまった。

ほんとうにいい天気だった。しかし、足下はいまだに田んぼ状態。

G.LOVE&SPECIAL SAUCEがスタートした。とりあえず最後のカレーを食べる。演奏が始まってからの方が店が空くし(笑)。はまったグリーンカレーと夏野菜カレーを2人で交互に食べる。このカレーももう食べられないのか〜。本当においしかった。
G.LOVEは気持ちよく体が揺れる音だった。客もかなり大勢はいっていた。途中で飛び入りゲストの紹介をして、出てきたのがなんと玲葉奈だった。びっくり。相変わらずのハスキーでセクシーな歌声を聞かせてくれた。
G.LOVEのメンバーはステージを降りるときに、着ていたTシャツまでお客さんに投げていた。ズボンを下げてパンツまで見せていました。盛り上がったから演奏していた方も楽しかったんだろうね。


 それから、トイレに行った旦那がGUCH君と会って連れてきてくれました。相変わらずのGUCHくん、500mlのペットボトルに日本酒がめいっぱい詰められていました・・・。
 ここで宮木さんから電話があり、すでにステージ前に陣取っているとのこと。早速旦那とステージ前にむかう。
 やっと宮木さんとお会いできた。ネット上ではよくお話をしていたんですけどね。本当は4年くらい前にユーコトピアでtakさんに紹介されてお会いしていたんですが、そのときはあまりにも一瞬でお話はしなかったので、ちゃんとお会いできたのは今回が初めて。
 とってもかっこいいSKBのTシャツを着ていました。黒い長靴が準備万端って感じでよかったですよ(笑)。3年連続のKIMOCK来日、本当にうれしいですね。
 GUCHくんもKIMOCKのTシャツ、私達夫婦も2人でKIMOCKのTシャツで、なかなか濃い4人の集合でした。

 それからGUCHくんに、41さん&32さんを紹介してもらう。トレードで以前お世話になっていたのですが、今回直接お会いできてよかったです。お話をしたら、今までもけっこういろんな会場でニアミスしてたんですね。これからも夫婦ともどもよろしくお願いしま〜す。

 宮木さん、GUCHくんと4人で話をしているとステージではメンバーがそれぞれ自分でチューニングをしていました。もちろんキモックも普通に出てきて自分で音を合わせていました。
 その流れのまま1stスタート。サンバから始まりました。いきなり出だしからテンポのよい曲で客も一気に盛り上がった。大きな風船がいくつも頭上で跳ね回っている。
 そのあとも、いつものまったり感はなく、ひたすらダンスダンスダンス。私もペンライトを振り回して踊る踊る。旦那に言わせると「かなりあぶない女」だったそうです。後ろの方には迷惑をかけてしまっていたかもしれません。ごめんなさい。思った以上に人が集まっていたけれど、踊るのにちょうどいい混み具合で、まわりをみたらみんな踊っていた。あっという間の1stでした。キモックが「ショートブレイク」と言ってブレイクに入ったのだけど、結局30分くらいはブレイクが入ったと思う。

 2ndは旦那がどうしても演奏してほしいと願っていた「It's up to you」から入った。私もこの曲が1番好き。とっても気持ちのよい曲です。01年の名古屋、02年の東京を見ているのだけど、どっちのショウでも演奏されなかったから、生で聞くのは今回が初めて。名曲です。
ただ、後で旦那に聞いたら、「もちろん満足なんだけど、長いバージョンもあるから、欲を言えばそっちを演奏して欲しかった」と言っていた。贅沢〜。
 2ndはややまったり系に入り、気持ちよく揺れた。相変わらずドラムのロドニーはすごい。毎回そのプレイに驚かされます。

 SKBのステージは"FIELD OF HEAVEN"という名のとおり天国の広場になっていた。幻想的なライティングもRAT DOGのときと同様にすばらしかった。
終了予定は23時となっていたのに、気付けばすでに23時20分をまわっている。いつも時間どおりに終わるキモックなのにこんなにやるのは珍しい。しかもアンコールまで!!
うれしい反面、私達にはタイムリミットがせまっていた。結局アンコール2曲目の途中でFOHを後にした。23時45分くらいだったと思う。 宮木さんもバスの時間があるということでほぼ同時に会場を出た。お互い最後までキモックを見ないなんて本当に贅沢でしたね。でも、アンコールがなかったとしても十分に大満足の内容だった。

      

      

      

      

      

 それから、競歩のように旦那と早歩き。帰る人の波間をすいすいと抜けていく。キモックの余韻はあるにしてもFRFの余韻に浸る暇はなかった。0時25分には車を出した。FOHから車まで約30分という驚異のスピードで戻ったのだ。このすごさって自己満足なんだけど本当にすごいんです。
旦那がほぼノンストップで運転し続けて、静岡に4時半に着いた。そのままベットにぱったりと倒れるように寝た。これで私達のFRF'03は終了した。

余談:旦那は6時半に起きて会社に行きました。無職の私は10時半まで寝て、それからひたすら洗濯機をまわし続けました。

おしまい。